2万円以下の商品も登場している3Dプリンタは、以前に比べると一気に手の届きやすいものになってきていますが、肝心の「3Dモデルデータ」の作成はまだまだ手がかかるのが実情です。実在するモデルを読み取って簡単に3Dデータを作成できる3Dスキャナ「Digitizer」などの商品がすでに発売されていますが、さらに低価格な3Dスキャナ「Matterform Scanner」が販売開始に向けて予約を受け付けています。
Matterform - 3D SCANNER http://www.matterform.net/scanner
このスキャナは、以前にクラウドファンディングサイトのIndiegogoで目標額を5倍以上も上回る47万ドル(約4900万円)という出資額を達成したことがある商品。以前は「The Photon」という名称だったものが変更になっているようで、詳細な使い方などは過去の記事で紹介されています。
低価格かつコンパクトで持ち運び可能な家庭用3Dスキャナ「The Photon」
こちらが現状の商品画像。Indiegogoのキャンペーン時からは、内張りの仕様などが若干変更されている様子です。
レーザーを照射して反射を2つのカメラで読み取ることで、物体の形状を測定します。
持ち運びも簡単な折りたたみ設計となっています。
Matterform ScannerはCES 2014の会場でも紹介されており、実機を使ったデモが行われています。
Matterform's low-cost 3D scanner will finally give you something to print | The Verge http://www.theverge.com/2014/1/9/5293194/matterform-3d-scanner-launching-february
テーブルの上に置かれたモンスターのフィギュアをスキャン。
別の3Dプリンタで出力するとこんな感じ。測定の精度は非常に高いというわけではなさそうですが、趣味を中心に使用するケースでは大きな問題はなさそうです。
「Matterform Scanner」は販売価格579ドル(約6万1000円)でオンラインで予約を受付中です。同様の商品であるMakerBot Digitizerが1400ドル(約14万6000円)の定価から958ドル(約10万円)に値下げしていますが、それをさらに下回る低価格となっています。
Matterform - Review https://www.matterform.net/review
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2014年01月10日 12時00分54秒 in ハードウェア Posted by logx_tm
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