2013年11月22日 13時00分35秒

欧米では2013年11月22日に発売されるXbox Oneを、ハードウェアの分解・修理レポートをまとめているiFixitがニュージーランドでいち早くゲットし、早速バラバラに分解してレポートを公開しています。
Xbox One Teardown - iFixit http://www.ifixit.com/Teardown/Xbox+One+Teardown/19718
The Xbox One Teardown Review - YouTube
これがXbox One、8コアのx86プロセッサーや8GBのメモリ、500GBのストレージ、Blu-ray/DVDドライブを搭載しています。

専用コントローラーはこんな感じで、前モデルであるXbox 360のコントローラーから多少のデザイン変更あり。Microsoftの代表者によると、このコントローラーの開発費は1億ドル(約101億円)以上とのことです。

早速本体の分解開始。筐体を留めているネジを探しますが何も見当たらないので、本体底の四隅にあるラバーの滑り止めを剥がしてみます……

しかし何もありません。

特にネジなどが見当たらないので、側面の排気口にプラスチックの棒を挟み、格子部分を外します。

パカリ。

これで本体の天面も外すことが可能になります。

続いて工具を使用して……

Wi-Fiボードを外します。

これが取り外したWi-Fiボードで、赤枠部分がMarvell製のMIMO・802.11ac・NFC・Bluetooth・ワイヤレスディスプレイ対応チップAvastar 88W8897、オレンジ色の枠部分にあるのが同じくMarvell製でUSB2.0対応のWLANチップAvastar 88W8782。

そしてこれも取り外し。

これはスピーカーでした。

続いて64mmのネジを外し……

パカリと銀色のフタ部分を開けます。

そして筐体から中のHDDやファンのついているマザーボードを丸ごと取り外し。

マザーボードについているSATAデータコネクタを外し……

Blu-ray/DVDドライブを取り外し。

Blu-ray/DVDドライブの中はこんな感じ。

次にHDDを取り外します。Microsoftは公式でHDDの交換を行っておらず、換装は保証外なので注意が必要。HDDは2.5インチのSATA接続のものが取り付け可能なようですが、Xboxがそれをしっかり認識するかは不明とのこと。

もとから内蔵されているのはSamsung製のSpinpoint M8。

これはRFモジュールボード。

RFモジュールボードはこんな感じで、赤枠部分には「9160F1MS03 1327 2317B057」と書かれた集積回路がアリ。

そして次はファンを取り外します。

マザーボード裏の×印の部分にあるネジを外せばOK。

これで取り外し可能に。

ファンとヒートシンクを分離させます。この作業は非常に楽ちんとのこと。

ファン

ヒートシンクのサイズは112平方ミリメートル。

あらゆるパーツを取り除いた状態のマザーボードがこれ。赤枠部分がCPUで、AMD製の「Jaguar」コアとRadeon GPUが使われている、とのこと。オレンジ枠部分にあるのは16個の512MB・DDR3 SDRAM。緑色枠部分には8GBのeMMC NAND Flash。

全部バラバラにするとこんな感じ。分解難易度は10段階中の8(数字が小さいほど難度は高い)とかなり簡単な部類。分解にいくつか必要な工具があります が、それほど難しいものでもない、とのこと。ただし、HDDの交換は難しく、換装は保証外になるということを念頭に置く必要ありです。

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2013年11月22日 13時00分35秒 in ハードウェア, ゲーム, ムービー Posted by logu_ii
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