SUPER GTに痛車が参戦! 初音ミク×GSRポルシェ密着レポート ― 第3回
3月20、21日は鈴鹿でミクポルシェデビュー戦を応援しよう
ミクポルシェ応援シートがついに販売開始!
2010年02月22日 17時00分更新
なんと! シーズン途中の車両変更が明らかに!
先日、ものスゴイニュースがモータースポーツ界を駆けめぐった!
なんと「GOODSMILERACING with COX」が、今シーズンの途中で、現在の911(996)GT3 RSRから、ポルシェのレーシングカーの最新型、911(997)GT3 Rというクルマにチェンジすると言うのだ!
これは世界で21台しかないクルマで、唯一日本に入ってくるのがこのチームのポルシェなのである! ちなみに、このクルマ、すでに完売状態とのことで、もしかして不況って筆者の周りだけ? と思ってしまう。
これが最新の911 GT3 R。世界に21台しかないうちの1台が日本に来て、さらに痛車化されるという |
911 GT3 Rって?
バーミンガムモーターショーでベールを脱いだ、ポルシェの最新レーシングカー、911 GT3 R。ニュー911 GT3 Rはポルシェのモータースポーツ部門のGTカー、911 GT3カップSの後継モデルで、売ってるままで、レースに出場できる戦闘力を秘めている。
911 GT3 RはFIAの定める国際格式のGT3レギュレーションに準拠しており(997 GT3 RSRはGT2準拠)、これまで以上の動力性能とハンドリングを主眼として開発が進められた。911 GT3 Rには4リッター、水平対向6気筒エンジンが搭載されている。車両本体価格は27万9000ユーロ(税抜き)、日本円で約3600万円!
※写真提供/ポルシェジャパン |
911 GT3 Rは、ポルシェのワンメイクレース、カレラカップの競技車両として2009年9月にデビューした「911 GT3カップ」をベースにしている。エンジン排気量を200cc拡大したことで、最高出力はベースモデルと比較して30PS向上した。ボディーはロードゴーイングモデルの「911 GT3 RS」をベースにしている。
また、アンチロックブレーキシステム(ABS)やトラクションコントロール(TC)、そして「スロットルブリップ」機能を備えた電子制御スロットルを装備したことによって先代モデル以上に操縦しやすくなり、前後フェンダーには大きなホイールハウスが設けられ、トレッドがワイド化された。アンダーフロアは完全にパネルで覆われ、リアディフューザーが備わっている。
当初の予定としては、2010年はヨーロッパでのみデリバリー、日本に入ってくるのは2011年の予定だった。痛車パワーにウーヴェ・ブレッテル氏(ポルシェのモータースポーツセールス部門のトップ)もOKを出さざるを得なかったのか!?(笑) |
ちなみにこれは、3月2日から開幕するジュネーブモーターショーに出展される予定の「911(997) GT3R ハイブリッド」。ポルシェがハイブリッドを作るとこうなる! カッコイイのでオマケで紹介 |
ポルシェ911 GT3 Rのスペック
新型911 GT3 Rのスペックは以下の通り。数字と単語の羅列なので、よくわからない人は読み飛ばしてOKだ。とにかく、「なんか速そう」と思っておこう。
- 最高出力/353kW(480PS)
- 総排気量/3996cm3
- ボア/102.7mm
- ストローク/80.4mm
- 車両重量/約1200kg
- 寸法/全長4463mm×全幅1955mm×全高1280mm、ホイールベース 2368mm
- 燃料タンク/100リットル
- 使用燃料/無鉛ハイオクガソリン
- トランスミッション/ポルシェ・シーケンシャルタイプ6速ドッグトランスミッション、アクティブオイル冷却システム、圧送潤滑システム
- LSDのロック率/加速時37%/減速時52%
- Fサスペンション/マクファーソンストラット(調整式スプリング/ダンパー、車高調整式)、ザックス製ダンパー(2wayダンパー、スルーロッド)、ダブルコイルスプリング(メインスプリングおよびヘルパースプリング)、3つの調整ポジションを備えたスプリングプラットフォーム、キャンバー調整式ロアフロントアーム、左右調整式ブレードタイプスタビライザー、強化フロントクロスメンバー、長さ調整式トーロッド、電動油圧式パワーステアリング、鍛造ストラットマウント
- Rサスペンション/固定マウント式サブフレーム付マルチアームアクスル(調整式スプリング/ダンパー、車高調整式)、ザックス製ダンパー(2-wayダンパー、スルーロッド)、ダブルコイルスプリング(メインスプリングおよびヘルパースプリング)、4つの調整ポジションを備えたスプリングプラットフォーム、キャンバー調整式2ピース鍛造ロアアーム、無段階調整式強化リアトーロッド、左右調整式ブレードタイプスタビライザー
- ブレーキシステム/調整可能なバランスバー付ブレーキシステム、独立2系統のブレーキシステム、競技用ABSを標準装備
- Fブレーキ/6ピストン対向式アルミニウム製モノブロックキャリパー、スチール製ベンチレーテッドディスク(380mm径)、競技用ブレーキパッド、最適化したブレーキ冷却ダクト
- Rブレーキ/4ピストン対向式アルミニウム製モノブロックキャリパー、スチール製ベンチレーテッドディスク(355mm径)、競技用ブレーキパッド、最適化したブレーキ冷却ダクト
- Fホイール/タイヤ/ワンピース構造の鍛造軽合金ホイール(レイズ製、11J x 18 ET 35、センターロックシステム)、タイヤ寸法:27/65-18
- Rホイール/タイヤ/ワンピース構造の鍛造軽合金ホイール(レイズ製、13J x 18 ET 12.5、センターロックシステム)、タイヤ寸法:31/71-18
- エレクトリカルシステム/モーテック製ディスプレイ(データロガーを内蔵)、モーテック製SLM-マルチファンクションディスプレイ(シフトインジケータを内蔵)、ボッシュ製MS4.0、バッテリー容量 12V/80Ah、オルタネータ 140A、「スロットルブリップ」機能を備えた電子制御スロットル、トラクションコントロール
- ボディ/アドオンパーツ(カーボン/ケブラー)を用いながら、重量を最適化してワイド化した911 GT3 RSのボディ。溶接したロールオーバーケージ、フロントボンネットを貫通した特注の運転席ベンチレーション、カーボンファイバーケブラーのアドオンパーツ(フロントスポイラー付バンパーパネル、エアロダイナミクスの最適化、フェンダーおよびインナーホイールハウス、サイドスクリーンフレーム付ドアおよびプラスチックミラー、リアホイールハウスエクステンション、調節式のリアスポイラー付リアカバー、リアパネル)、パネルで覆われたフラットなアンダーフロア(リアディフューザー付)、調整範囲が拡大したリアスポイラー、車載エアジャッキシステム(プレッシャーリリースバルブ付)、難燃性のシートカバー材を使ったフルバケットレーシングシート(ドライバーシートのみ)、6点式セーフティハーネス(ハンスサポート対応)、着脱式ステアリングホイール(クイックリリースカップリング付)、電気式消火システム、100リッターの燃料タンク(FT3安全タンク)
- エンジン/自然吸気エンジン、水冷式水平対向6気筒、4バルブヘッド、ドライサンプ潤滑システム、マルチポイント式シーケンシャル・フューエルインジェクションシステム、ボッシュ製MS 4.0電子制御エンジン・マネージメントシステム、「スロットルブリップ」機能を備えた電子制御スロットル、競技用エグゾーストシステム(フロントマフラーおよびメインマフラー、センターデュアルチューブテールパイプを装備)
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