http://ascii.jp/elem/000/000/724/724779/
夏モデルのスマホでは大型のハイエンドスマホだけでなく、コンパクトな小型スマホの機能充実も目立った。今回から比較するのは「Xperia
SX」「Optimus it」「PANTONE
5」の3台。どの機種も本体サイズは小さいが、機能充実をウリにしている。携帯性を維持しながら果たしてどこまで“全部入り”なのか?
悩ましい一長一短がある3台をピックアップ
今回比較する機種を簡単に紹介していこう。
●NTTドコモ「Xperia SX SO-05D」
人気のXperiaシリーズ。Xi対応で最軽量端末でもある
ワンセグ、FeliCa、赤外線通信にも対応した
●NTTドコモ「Optimus it L-05D」
ハイスペックなOptimusの小型モデル
Xperia SXにはない防水機能にも対応している
●ソフトバンクモバイル「PANTONE 5 107SH」
放射線測定機能が話題の端末
PANTONEブランドのためカラバリの数が多い
 |
|  |
|  |
| Xperia SX SO-05D |
| Optimus it L-05D |
| PANTONE 5 107SH |
そして主なスペックを比較すると以下のとおりだ。
|
メーカー
|
ソニーモバイル
|
LG
|
シャープ
|
|
本体サイズ
|
約54×115×9.4mm
|
約62×124×10mm
|
約58×115×12mm
|
|
重量
|
約95g
|
約132g
|
約116g
|
|
画面サイズ
|
3.7型
|
4型
|
3.7型
|
|
画面解像度
|
540×960ドット
|
480×800ドット
|
480×854ドット
|
|
OS
|
Android 4.0.4
|
Android 4.0.4
|
Android 4.0.4
|
|
CPU
|
MSM8960 1.5GHz (デュアルコア)
|
MSM8960 1.5GHz (デュアルコア)
|
MSM8255 1.4GHz (シングルコア)
|
|
ROM/RAM |
8GB/1GB
|
8GB/1GB
|
4GB/1GB
|
|
メモリーカード |
microSDHC(32GB)
|
microSDHC(32GB)
|
microSDHC(32GB)
|
|
下り最大通信速度
|
75Mbps(LTE)
|
75Mbps(LTE)
|
14Mbps
|
|
無線LAN
|
2.4/5GHz対応
|
2.4GHz対応
|
2.4GHz対応
|
|
テザリング
|
○(最大10台)
|
○(最大8台)
|
×
|
|
カメラ画素数
|
810万画素CMOS (裏面照射型)
|
820万画素CMOS
|
490万画素CMOS
|
|
インカメラ
|
31万画素CMOS
|
32万画素CMOS
|
30万画素CMOS |
|
防水/防塵 |
×/×
|
○/×
|
○/○
|
|
ワンセグ連続視聴 |
5時間20分
|
4時間
|
8時間
|
|
FeliCa
|
○
|
○
|
○
|
|
赤外線 |
○
|
○
|
○
|
|
Bluetooth
|
3.1
|
4.0
|
3.0
|
|
HDMI
|
○(MHL対応)
|
×
|
×
|
|
SIM形状
|
microSIM
|
microSIM
|
microSIM
|
|
バッテリー容量
|
1500mAh
|
1650mAh
|
1460mAh
|
|
Qi
|
×
|
×
|
×
|
|
カラバリ
|
Black、White、Pink、Orange
|
White、Black、Pink、Purple
|
Roman Pink/ Vivid Pink/ Black/White/ Purple/Blue/ Yellow/Orange
|
機能充実をウリにしているだけあって、たしかにコンパクトスマホとは思えないほど、対応している機能が多い。とはいえ、各機種を比較すると、それぞれ違いが見られる。
最軽量の「Xperia SX」
なのにXi対応 ただし防水非対応は残念
まずXperia SXは最軽量で100gを切っている。一方で防水・防塵に非対応なのが正直痛い。最近のスマホでは必須に近くなっている機能なので対応してほしかったところ。ただ小型のXperiaとして以前発売された「Xperia ray」(
関連記事)よりは明らかに機能が増えている。また定評のある裏面照射型CMOSセンサーのカメラを搭載している点で、他の2機種をリードしている。
全部入りでXi対応 ただしバッテリーは!?
「Optimus it」
Optimus
itは防水に対応し、Xiやワンセグなど人気機能もひととおり搭載する。一方で携帯性を考えると、画面サイズが4型と言うこともあり、3機種中もっとも大
きく、重い。気になるのはバッテリー容量が大きいわりに、ワンセグの連続視聴時間が短い点。画面が大きいため電池消費も激しいのだろうか? 今後のテスト
でしっかりチェックしていく予定だ。
シングルコアなのでスペック的にはやや劣るか
「PANTONE 5」
PANTONE
5は防水・防塵にも対応し、ケータイからの機種変更も安心してできる。ただしCPUはシングルコアなので、この部分では明白に見劣る。UIでどこまで快適
さを実現できているだろうか。ちなみにUI自体は、ハイエンドのAQUOS PHONEなどとも共通である。
テザリング機能はソフトバンクが対応していないので仕方ないところだろう。内蔵メモリが小さく、カメラも低画素なのも少々気になる。また、高速データ通
信には対応していない。ただし、比較的好成績が出やすい、ソフトバンクの1.5GHz帯のネットワークに対応しているため、実測での通信速度がどうなるか
は興味深い。さらにスタミナは、バッテリー容量が一番小さいのにワンセグの連続視聴時間は公式スペック上は圧勝。この辺もしっかりテストしていこう。
今回の3機種の場合、前回までの3強ハイエンドスマホと比べると(
関連記事)、ところどころスペック的に劣る部分があるので、その点を許容できるかが重要なカギとなりそうだ。
まず最初は外観をチェックしてみよう。
まずは外観をチェック!
まずは3機種を並べてみるとOptimus itが明らかに一回り大きい。他の2機種はiPhone 4Sに近く、コンパクトとはいえ“小さ過ぎる”という感じではない。
音楽プレーヤーとしても便利そうな
「Xperia SX」
Xperia
SXは左側面の上部に、microUSB端子が剥き出しに配置されている。防水非対応なのは残念だが、カバーは無い方が便利という人も多いだろう。
3.5mmイヤホンジャックの丸型端子が上部にあり、音楽プレーヤーとして使うにはちょうどいい配置だ。ストラップホールは右下にありケータイと同じタイ
プの穴。カメラにかぶらない配置が◎。ワンセグを視聴するときは、イヤホンの接続が必須で、これはマイナスポイントになる。
正面にはハードキーが無く、「ホーム」や「戻る」の各キーはタッチパネルの下部に表示。「メニュー」はアプリ上にソフトウェア的に表示される。これはHTC Jと同じだ。本体の表面に余計な凹凸が無いフラットでスクエアな形なのも特徴的だ。
 |
|  |
| 端子類はむき出しだが防水には非対応。ストラップホールは右下にあり、電話やカメラを利用するときも邪魔になりにくい |
 | メインのキー類はタッチタイプ |
下部の膨らみがある独特の形状
防水仕様はやっぱり魅力「Optimus it」
Optimus
itは背面の下側が膨らんだ独特の形。ストラップホールは右下にあるが、電池カバーを外す必要がある。ワンセグアンテナは伸ばすことができるので、視聴感
度で有利なのか今後チェックする。microUSB端子は底部に剥き出しであり、上部には同様にカバーレスのイヤホンジャック。これでいて防水なのは、特
筆していいポイントだ。
正面にはハードキーの代わりにタッチセンサーがあり、位置はイン時されているため、画面消灯時でも位置がわかる。LED点灯タイプのタッチセンサーでも実用上は問題ないとはいえ、気になっていた人にはOptimusのセンサーはわかりやすくて魅力的かも。
 | 本体下部が盛り上がったデザイン |
 |
|  |
| 防水対応なのに端子類にカバーがないのは○。ワンセグのアンテナは伸縮する |
 | メインのキーはタッチタイプで常に表示が見えるタイプ |
USB端子はカバー付き 放射線測定ボタンが目立つ
「PANTONE 5」
PANTONE
5は上部のイヤホンジャックは剥き出しタイプの防水仕様だが、底部のmicroUSB端子はカバーがある。正面には大きな丸いボタン(=放射線測定ボタン
/クイック起動キー)があり、ここにはアプリや機能のショートカットを割り当てることも可能だ。それ以外のキーはディスプレー内に表示されるタイプでアプ
リや機能によって切り替わる。ワンセグのアンテナは内蔵型で見た目もスッキリ。あとは感度が良いかどうかだろう。
また背面が丸みを帯びているので、ピタッと手に収まるように持てるのも大きなメリットだ。ストラップホールは左下の側面にあり、Xperia SXの穴とは若干形状が違うが、これもカメラの邪魔にはならない配置で、国内メーカーならではの配慮と言えよう。
 |
|  |
| 防水・防塵対応で、イヤホンジャックはカバーなしだが、microUSB端子はあり |
 | 唯一のハードキーは放射線測定用だが、異なり機能を割り当てることも可能。メインのキーはディスプレーに表示されるタイプ |
 | 丸みを持ったボディーで持ちやすい |
比較的安価に購入できるこれらの機種
ドコモ2機種はコスト同じ
最後に料金のトータルコストを比較していこう。2年使った場合を想定している。ドコモは10月から始まる「Xiパケ・ホーダイ
ライト」が9月から予約可能なので、計算に反映している。これによって上限額が大きく下がるうえ、3機種とも本体価格が安いので、前回の3強スマホと比較
すると一気にコストが下がった。
一括価格 (新規/機種変更)
|
5万8800円/同
|
5万3760円/同
|
2万3520円/3万720円
|
実質価格 (新規/機種変更)
|
1万3440円/同
|
1万3440円/同
|
0円/同
|
|
ISP
|
|
315円
|
315円
|
315円
|
|
基本使用料
|
|
780円
|
780円
|
980円
|
|
通話料
|
21円/30秒
|
21円/30秒
|
21円/30秒
|
|
パケット定額
|
|
4935円
|
4935円
|
5460円
|
|
2年間トータルコスト
|
15万8160円~
|
15万8160円~
|
16万2120円~
|
Xperia SXとOptimus itは一括価格こそ違うが、月々サポートの適用で実質価格は同じ。どちらもXiなので、契約できる料金プランも同じだ。料金だけでいえばどちらを選んでも違いはない。
PANTONE 5は一括価格が安価で、実質価格は0円という新製品とは思えない価格帯だ。ドコモの2機種と比較するとトータルコストで4000円ほど高かったが、2年でそれだけしか差がないとすると、ほとんど違いはないと言えるだろう。
コストパフォーマンスは高い印象
具体的な比較は次回以降をお楽しみに
料金が安く、機能が充実していることを考えると、3機種ともコストパフォーマンスは高そうだ。ただ携帯性を重視したことで画面サイズは抑えられ、操作性にどれだけ影響がでるのか? 次回は文字入力や通信速度といったスピードテストで確認してみよう。