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台湾といえば「食べ物が安くて美味しい」というイメージがありますが、「グルメの街」台南にて、アラサー女が限界まで食べ尽くしてきました。
こんにちは!世界新聞特命記者の赤坂惟名です。世界一周中の私は、先日まで日本人にも馴染みのある台湾に滞在していました。その中でも台南市は台南小吃(シャオチー)で知られる「グルメの街」として有名です。
Wikipediaの小吃の項目に よると、小吃とは「店や屋台で食べる中華の一品料理のこと。『小』は軽い、『吃』は食べるという意味から日本語に直訳すれば『軽食』『スナック』になる が、中華文化圏のニュアンスはかなり異なる。麺類や、餃子・焼売・饅頭などの包子(パオズ)、粽や餅から、肉料理、炒飯や魯肉飯などのどんぶり料理までを 含む一品料理である。もちろん杏仁豆腐などの甘いものも含まれる」とあります。
台湾は本当に軽食屋さんで溢れています。こちらは、とある街で食べた蒸し餃子。
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台北で会った台湾人には「台南のご飯は安くて美味しい!」と教えられていました。そして、私の旅の後半で訪れる予定だった台湾……実は、密かに「台湾へ 行ったら美味しいものを死ぬほどいっぱい食べよう!!」と長い間願っていました。その願いを、今回満を持してかなえる事が出来ましたので、アラサー女子の 限界を御堪能下さい。
◆台南地方で最大級の夜市
台南に滞在中、宿の人に確認すると、歩いて行ける場所で台南地方最大級の夜市「花園夜市」が開催されているとの事。毎日開催されている台北の夜市と違い、週に3日(木・土・日)しか開催されないそうです。後で確認すると、日本人向け台湾情報サイト台北ナビというサイトにも詳しく書かれていました。
何がオススメ?と宿の人に確認すると、「とにかく種類も多く安いので、たくさん食べる事ができるわよ」と言われました。ちなみに、入口には大きな目印になる看板が立てられています。
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台北の夜市はいわゆる「チャイナタウン」の様な街中の通路にお店が並んでいるイメージです。しかし「花園夜市」は、広い広場で開催されるので、日本の夏祭りに近いイメージな気がします。遠くから見ると、幟がたくさん出ていることもあり戦国時代の戦の陣営の様です。
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◆まずは、軽く挨拶程度に……1品目「蚵仔煎(オアチェン)」
はじめからがっつきすぎると、後半食べられなくなることは目に見えています。まずは、軽めの物を探します。どれを食べようか目移りしてしまいます。
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1品目は「蚵仔煎(オアチェン)」です。40台湾ドル(約120円)。日本で言う、お好み焼きか広島焼きに近いイメージです。カキを選んでみました。ちな みに、台湾は漢字でどんな料理か予想しやすいので、注文しやすいです。右端の「蚵仔」は日本で言う「牡蠣」です。真ん中の「蝦仁」は日本で言う「海老」で す。漢字さえ覚えてしまえば、他のお店でも注文しやすくなります。
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この鉄板焼きの日本との違いは、小麦粉ではなく片栗粉を使っていそうな、透明な生地ともちもちした食感です。カキの味もよくして、美味しいです。
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おじいさんも、ひっきりなしにくるお客さん相手に一生懸命焼いています。
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◆2品目「旗魚黒輪」
2品目はこれ、「旗魚黒輪」です(読み方が分かりません)。10台湾ドル(約30円)。魚の練り物のてんぷらです。
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1本買いできるので、後半のことを考えて、1本だけにします。
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辛い系が好きな人は、トッピングで色々な味を楽しめます。
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◆3品目「牛肉捲餅」
3品目は「牛肉捲餅」と書いてありますが、餃子です。50台湾ドル(約150円)。
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しかし、こちらは6個入りの1箱からしか売っていません。「このサイズなら、余裕でしょう」とまだまだ余裕綽々で買います。
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台湾で食べる餃子や肉まんは、皮がもちもちしていて、本当に美味しいです。
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◆4品目「どら焼き」
さて、少し味の違う物が食べたいなーと思いながら歩いていると、日本でも有名なあの方を発見しました。
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4品目は「どら焼き」。1つ10台湾ドル(約30円)。日本の屋台ではあまり見かけた覚えがないので、チャレンジです。しかも、小さめのサイズで1つ買いできるようです。
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安定の味です。皮もふわふわで、思っていた以上に美味しかったです。
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この辺りで、ガッツリ系も攻めて行かないと、後半では確実に食べられなくなります。
◆5品目「肉圓(バーワン)」
5品目「肉圓(バーワン)」。40台湾ドル(約120円)。これ、見た目だけで選びましたが、なかなかのくせ者でした。
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台南の方ではメジャーな食べ物で、中には豚肉が入っていたり、エビが入っていたりするようです。今回はエビが入っていました。皮のねっとり食感が、満腹感を一気に加速してくれます……。
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思っていた以上にヘビー級の食べ物です。
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◆6品目「鶏排(ジーパイ)」
さて、このあたりで揚げ物もいっておかなければ……6品目「鶏排(ジーパイ)」。30台湾ドル(約90円)。
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これは、説明不要ですね。唐揚げです。文句なしに美味しかったです。このタイミングで食べても、ジューシーさによだれが出ました。
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◆7品目「玉水」
少しあっさりした物が欲しくなりました。7品目「玉水」は蒸しトウモロコシです。大きさで値段が変わりますが、中サイズで45台湾ドル(約135円)。
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これ、ただのトウモロコシと侮ってはいけません。日本のスイートコーンを凌ぐ甘さでした。めちゃくちゃ美味しかったです。
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◆夜市の面白ポイント
実は、この花園夜市は食べ物だけではありません。買い物エリアやゲームエリアも、食べ物エリアと同じくらい広くあります。少し休憩したくなったので、違うエリアも散策してみます。
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見ていてもルールの分からないゲームも多いですが、子どもも大人も何度もトライして楽しんでいるので、ルールもさほど難しくなく、1回の単価が安いのだろうなと思いました。麻雀のパイを使っているのでしょうか?
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◆8品目「地瓜球(ディグワージョウ)」
だいたいの屋台が漢字を見れば料理を想像できるのですが、漢字を見ても、実物を見ても、何か分からない時が時々あります。
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8品目「地瓜球(ディグワージョウ)」。20台湾ドル(約60円)。どうやら、さつまいも味のすごく軽いドーナツの様な物でした。軽い食感が、このタイミングでは救いの神でした。
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◆9品目「西瓜汁」
9品目「西瓜汁」。20台湾ドル(約60円)。「スイカジュース」だということは漢字から予想できますが、汁って……(笑)
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自然とあっさりした物に引き寄せられます……が、これが意外とくせ者で、1人で飲みきるとすごく満腹にさせられました!誤算!!……でも、美味しい。
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◆10品目「臭豆腐」
台湾に一度でも訪れたことがある方なら、「臭豆腐」の存在をご存知だと思います。旅の途中にできた台湾人の友達から「臭豆腐を食べないと、台湾に来た事にならないよ!!」とまで言われていました。これは、試さずして帰るわけにはいきません。意気込んで、おじさんに「1つ下さい!」と注文します。
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来ました。このタイミングで、この大皿!!匂いも、なかなかの「臭い」を放っています……。10品目「臭豆腐」。一皿100台湾ドル(約300円)。
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恐る恐る食べます……が、意外と美味しい!ニオイはなかなかの強烈具合ですが、醤油が効いていて、味は美味しいです。トッピングの野菜と一緒に食べると最高です。
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が、1人でこの大皿一皿は限界でした。もうこれ以上は食べられません。
◆11品目「檸檬愛玉水」
ここで、終ってしまっては……と思い、何かないかと探しました。あっさりの王様11品目「檸檬愛玉水」。35台湾ドル(約105円)。愛玉(オーギョーチ)と読むそうです。
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ゼリーとゆずジュースを混ぜた様な物でした。甘さが選べますが、甘くないものを選びました。このタイミングでは、神のように私の口を癒してくれます。
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しかし、いよいよもうお腹もパンパンのたっぷんたっぷんです。
が、何か台湾ぽい物で締めよう!!と思い、たどり着いたのが、こちら。
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◆12品目「タピオカミルクティー」
12品目「タピオカミルクティー」、35台湾ドル(約105円)。日本でも有名なこのドリンクは街中の至る所で売られていて、街行く人の多くが飲み歩いています。
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しかし、夜市で飲む元気はなく、宿に帰って来てちびちび飲みました。
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◆結果は?
結果、12品食べ飲みする事ができ、合計445台湾ドル(約1335円)使用しました。日本の屋台に比べると破格の安さですね。夜市から宿に帰るまでは、 満腹すぎて吐きそうになりました。が、「買った品物は残さず全部食べる」というルールを作っていたので、何とかかんとか全部食べる事ができて良かったで す。
実は試してみたい屋台は他にもたくさんありました。台湾夜市は種類が豊富で、本当に魅力的です。誰かと一緒に行けば1人で食べる量は少なくした上で、さら に多くの種類の台湾料理を食べる事ができるので、きっともっと夜市を楽しめると思います。ぜひ、誰かを誘って行くことを、強くオススメします。
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文・取材:赤坂惟名
監修:世界新聞 sekaishinbun.net
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