伊アウトモビリ・ランボルギーニは、パリモーターショーの会場でコンセプトカー「セスト・エレメント」を公開した。
セスト・エレメントの特徴は、カーボン材を随所に使用していること。このカーボン材はボーイングなどが参画するランボルギーニACSLで研究開発が行われたもので、ボディーカウルのほか、フレーム、プロペラシャフト、サスペンション部などにも採用している。
また、ネジ締め具にもチタン合金などを採用したことなどにより、車重をわずか999kgに抑え込んだ。6月に発売された「ガヤルドLP570-4 スーパーレジェーラ」もやはりカーボン材を多用しているが、それでも1340kgあることからも、この数値は驚異的と言えよう。
この軽量シャーシに、最高出力419kW(570PS)/8000rpm、最大トルク540Nm/6500rpmを発生するV型10気筒DOHC 5.2リッターエンジンを搭載し、100km/hまでにわずか2.5秒で到達する。
展示車のボディー表面は、一般的な黒いカラーとは異なり、やや赤みがかっている。これは特殊なコーティング加工によってそう見えるのだと言う。
車重999kgのセスト・エレメントはコンセプトカーだが、今にも販売しそうな完成度を誇る |
そのほか、ランボルギーニブースにはガヤルド LP560-4スパイダーおよびエンジンカットモデル、ガヤルドLP570-4 スーパーレジェーラも展示されていた。
ガヤルド LP560-4スパイダー |
ガヤルド LP560-4に搭載するエンジンのカットモデル |
ガヤルドLP570-4 スーパーレジェーラ |
(編集部:小林 隆)
2010年 10月 1日
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