2013年03月05日 19時33分 更新
期待されたほど売れていないと言われる電気自動車。価格が高くて走行距離が短い、という難点は簡単に解決しそうもない。現在まで電気自動車を正式に発売していないトヨタ自動車が考える本命は、バイクのような形をした超小型の2人乗りか。
[石田雅也,スマートジャパン]
スイスのジュネーブで3月5日から開催されている国際モーターショーで、トヨタ自動車が出展した2人乗り電気自動車のコンセプトカー「TOYOTA
i-ROAD」が注目を集めている。トヨタが「バイク並みの使い勝手」と強調するように、大型のバイクにボディを装着したようなユニークな形をしている
(図1)。
最大の特徴は旋回時の車体の傾きを自動制御する「アクティブリーン機構」を採用した点にある。2個の前輪を使って車両を最適なバランスに維持することができ、ドライバーがバランスを意識する必要はない。
最高速度は時速45キロメートルと低速で、1回の充電で50キロメートルまでの走行が可能だ。バッテリーには通常の電気自動車と同様にリチウムイオン蓄電池を搭載しているが、容量は不明である。
トヨタはi-ROADを「新たなカテゴリーの電気自動車として、今後も実用化に向けて研究・開発に取り組む」と位置づける。一方でグループ会社のトヨタ車体が1人乗りの電気自動車「コムス」を発売済みで、セブンイレブンが宅配用の車両として採用を決めた。
現状では価格と走行距離の両面で難点がある電気自動車だが、意外にもバイクと軽自動車の中間の市場を開拓する可能性が出てきた。駐車スペースをとらない点を考えると、都会の生活にも適しているかもしれない。
最高速度は時速45キロメートルと低速で、1回の充電で50キロメートルまでの走行が可能だ。バッテリーには通常の電気自動車と同様にリチウムイオン蓄電池を搭載しているが、容量は不明である。
トヨタはi-ROADを「新たなカテゴリーの電気自動車として、今後も実用化に向けて研究・開発に取り組む」と位置づける。一方でグループ会社のトヨタ車体が1人乗りの電気自動車「コムス」を発売済みで、セブンイレブンが宅配用の車両として採用を決めた。
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