「セーフセックス」という言葉からは通常は感染症予防や正しい避妊を連想すると思われますが、セックスに伴う危険はSTDや望まぬ妊娠ばかりではありません。激しい動きや無理な体勢などにより筋肉や関節を傷めたり、家具などにぶつかり打ち身やすり傷がができる人、時にはねんざや骨折をする人もいるようで、性行為中のケガはなかなかあなどれません。
イギリスで行われた調査により、成人の3人に1人が性行為中や行為後に何らかの痛みや体への負担を感じた経験があることが明らかになりました。外傷の種類のうちわけや性行為中にケガをしやすい場所の順位なども発表されているので、安全なセックスの参考となるかもしれません。
詳細は以下から。
Painful passion: thousands nursing secret sex injuries - Telegraph
性行為が原因で腰痛や外傷など身体を傷めたことがある人は成人の3分の1にものぼり、そのうち40%もの人々は、行為中は没頭していて体を傷めたことに気付かず、翌朝になって気付いたとのこと。
そのうち5%の人々は性行為によるケガで仕事を休むはめになり、性行為中に骨折をしたという人も2%いるそうです。骨折ほどひどいケガはしなかったという人々も、肩にあざができたりひざをひねったり、突き指や足首・手首のねんざなど、さまざまなケガを負っています。
また、ケガをした場所としては、意外なことにソファが最も多いとのこと。ソファはクッション性があって安全なように思えますが、情熱に流されソファで性行為に及ぶ夜にはグラスや皿などを片付ける余裕もないまま周囲に散らばっているというわけで、これらが切り傷の原因になっているようです。また、ベッドを除くとソファが性行為の場所として最も一般的と考えられ、これもソファでの負傷の数の多さに貢献しているのかもしれません。
また、成人の10人に1人は性行為中に自分もしくはパートナーがベッドから落ちた経験があり、50人に1人は性行為中に洗濯機から落ちた経験があるとのこと。
性行為によりケガを負うのは人間ばかりではないようで、40%近くの人々は性行為中に器物を破損してしまった経験があるそうです。壊された物として最も多いのはやはりベッドフレームや食器、写真立てなどなのですが、中には壁に穴を開けてしまったりタンスなどの頑丈な家具やドアを壊してしまった人々もいます。損害額の平均は154ポンド(約2万1200円)とのこと。
アンケート調査を行ったphonepiggybank.comのスポークスマンは、「人々はセックスするたびに危ない橋を渡っているようです。今時の住居にはおびただしい危険因子がひそんでいて、注意しなければ重傷の原因ともなり得ます。驚くべき事に、人によっては寝室さえも危険地帯となるのです。アドバイスとしては、愛を営みに備えて前もって危険物を移動しておくこと、そして行為中は十分注意することですね」と語っています。
なお、性行為中に負いやすいケガの種類やケガをしやすい場所、壊れやすい物のランキングは以下のとおり。
■性行為中の負傷の種別ランキング
1位:筋違え・肉離れ
2位:腰痛
3位:カーペットとの摩擦による擦り傷・皮むけ
4位:首の筋違え
5位:ひざ・ひじの打撲
6位:肩のあざ
7位:ひざのひねり
8位:手首のひねり・くじき
9位:足首をひねり・くじき
10位:突き指
■性行為中にケガをした場所ランキング
1位:ソファ
2位:階段
3位:車
4位:シャワー
5位:寝室
6位:イスの上
7位:キッチンのテーブル
8位:庭
9位:トイレ
10位:扉つきの戸棚の中
■性行為中に壊されやすい器物ランキング
1位:ベッドフレーム
2位:ワイングラス・ビールグラス
3位:写真立て
4位:イス
5位:ティーカップ
6位:壁
7位:タンス
8位:ドア
9位:窓
10位:花瓶
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2010年05月10日 12時45分53秒 in メモ Posted by darkhorse_logg
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