HTCは、KDDIと共同開発した日本向けモデル「HTC J」を、台湾・香港でも販売すると発表した。国内プロモーションで起用された乃木坂46も、海外でのプロモーションに引き続き登場する。
[平賀洋一,ITmedia]
HTCは9月11日、KDDI(au)とともに日本市場向けに開発した「HTC J」を台湾と香港でも9月12日から販売すると発表した。
auのHTC J ISW13HTは、グローバルモデルの「HTC One S」 をベースに開発されたAndroid 4.0搭載スマートフォン。日本市場向けのデザインやカラーバリエーションを用意し、おサイフケータイやワンセグ、赤外線通信などの日本向け機能も搭載し た。台湾と香港向けモデルもデザインとカラーバリエーションはそのままに、“HTC J”という製品ブランドで展開する。ただし、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信の国内向け3機能は省略される見込みだ。
また国内のプロモーションでHTCアンバサダーとして起用した「乃木坂46」が、引き続き台湾・香港でのCMやカタログなどに登場。13日に台北にて実施される店頭イベントでは、メンバーが1日店長を務めるという。
台湾では現地オペレーターの「Taiwan Mobile」を通じて販売されるほか、SIMロックフリーのモデルもラインアップする。価格は1万6900台湾ドル(約4万4444円)から。また香港 でも現地オペレーターの「PCCW」から販売されるほか、SIMロックフリー版も用意される。価格は、台湾版と同じく日本円で4万円台半ばになる見通し。
HTC NIPPONの代表取締役社長である村井良二氏は、「日本のユーザのニーズと趣向を熟知したKDDI社と、革新的なスマートフォンを通してもっと楽しく便 利で快適なライフスタイルを提供したいというHTCの協業で生まれたHTC Jが国外でも発売されることは、大変嬉しいことです。競争の激しいグローバルスマートフォン市場において今回の展開は、日本発のスマートフォンとカル チャーが評価を得た証しであり、海外ユーザの期待にも応えるものと確信しています。今後も両社の強みを活かした画期的な製品の開発に取り組んでいきます」 というコメントを発表した。
また、KDDIで商品統括本部長を務める山本泰英氏は、「世界のスマートフォンをリードするHTCがKDDIとともに日本市場向けに開発した HTC Jは、おかげさまでお客さまから高い評価を得ています。そのHTC Jが、台湾や香港でも発売されることになったこの動きは、これまでになかった『日本からアジアへ』という新しいスマートフォントレンドが生まれた証しで す。これからも HTC 社のスマートフォンに期待しています」という談話を寄せている。
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