ソニーが世界初の「56型4K対応有機ELテレビ」を開発し、2013 International CES(国際家電ショー)に試作機を参考出展することを発表しました。
Sony Japan | ニュースリリース | 世界初/世界最大“56型4K対応有機ELテレビ”を開発
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201301/13-002/
液晶テレビやプラズマテレビに続く次世代ディスプレイとして期待されている有機ELテレビは、有機EL層を発光させるために低温ポリシリコンTFTを用いており、そのために画面自体を大きくすることに課題がありました。
ソニーではこの課題を、酸化物半導体(IGZO)TFTを用いることで解決。有機EL層から効率的に光を取り出すことができるスーパートップエミッション 方式を素子構造に採用することと合わせて、高コントラスト、高輝度、高速動画応答性能、広視野角という映像表現力を大型サイズの4K解像度ディスプレイで 実現したというわけです。
ソニーといえば2007年12月に世界初の有機ELテレビを発売したメーカー。
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この有機ELテレビ「XEL-1」は性能は非常に高かったものの、画面サイズが11インチなのに約20万円もするなど価格が高く、また「有害サイト規制 法」によって閲覧制限機能のないデジタル家電が出荷できなくなることもあって、2010年3月に国内販売から撤退しています。
ソニーが世界で初めて製品化した有機ELテレビ、国内販売から撤退へ - GIGAZINE
国内で有機ELテレビは普及しているとはいえませんが、放送や業務用途向けのモニターの販売は行われています。ソニーは大型化に向けた製造技術や次世代有 機EL技術の研究開発を続けていて、今回のモデルはその成果の一端であり、今後、実用化・商品化に向けて継続的に開発を続けていくとのこと。
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2013年01月08日 11時19分59秒 in ハードウェア Posted by logc_nt
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