道上選手、中山選手で、SUPER GT500クラスに参戦
エプソン販売は3月14日、2012年シーズンも「NAKAJIMA RACING」をサポートし、「EPSON NAKAJIMA RACING」としてSUPER GT500クラスに参戦することを発表した。ドライバーは、道上龍選手と中山友貴選手。チーム監督は中嶋悟氏。EPSON NAKAJIMA RACINGは、2012年もホンダ「HSV-010 GT」で参戦。装着タイヤは、GT500クラスでは唯一のダンロップとなる。
EPSON NAKAJIMA RACINGの道上選手が編集部を訪ねてくれたので、2012年シーズンにかける思いなどについてうかがった。
EPSON NAKAJIMA RACINGは、2011年シーズンはクラス12位。第4戦菅生で3位に入賞するなど健闘した場面はあったものの、やや残念な成績となっている。
2012年は、吸気口にあるリストリクター径が拡大されるなど、レギュレーションの変更がある。これによって、GT500クラスのマシンは40PS程度パワーアップすると言われており、ホンダ、日産、レクサス(トヨタ自動車)はいずれもマシンの改良を行っている。
「ホンダのHSV-010は、どちらからと言うと直線スピードよりもコーナリング性能に優れるマシンと言われています。2012年はレギュレーションが変わるため、HSV-010 GTは30PS~40PSの馬力アップが見込まれています。これは最高速では10km/h程度のアップとなり、ストレートスピードに難があったHSV-010 GTにとってはよい点だと思っています」(道上選手)と言い、各社ともマシンの性能アップを図る中、HSV-010 GTのやや難点だった最高速が上がることに期待を寄せている。
とはいえ、現時点ではどのチームも本気モードでのテストを行っていないので横比較は難しい。日産の柿元邦彦総監督も、GT-Rの空力仕様は最終形でないとして
第1戦岡山の舞台となる岡山国際サーキットは、どちらかというとコーナリングマシンに有利なサーキットとして知られており、道上選手も開幕戦でのパフォーマンスに自信がある様子。「今週末(3月17日、18日)に、岡山国際サーキットでGTのテストがあります。それが終わらないと何とも言えませんね」(道上選手)と述べ、コースには自信があるものの、他チームとの力関係についてはまだはっきりしていないようだ。
また、今シーズンはGT300クラスのエントリー台数が増えるのも変化の1つ。昨年は25台がエントリーしていたが、今年は3月6日時点で30台のエントリーがある。すべてが初戦から出てくるわけではないが、コース上にGT300クラスのクルマが増えるのは確実となる。道上選手は、このGT300車両の増加も勝負のポイントになると言い、どこで追い抜きをかけるかが大切だとした。
EPSON NAKAJIMA RACINGは、GT500クラス唯一のダンロップユーザーであり、ダンロップタイヤの開発は、開発力に定評のある道上選手が担っていると言ってもよいだろう。昨シーズンは、タイヤの特性が当たればよいタイムが出たものの、シーズンを通して見た場合、まだまだ足りないものがあると言う。
SUPER GTの今シーズンは、富士のレース距離が500km、鈴鹿が1000kmになるなど以前の距離に戻り、耐久レースの色が強くなる。これは、タイヤの持ちがよいダンロップが有利なると道上選手は見ており、昨シーズンとは違った戦いの様相になるかもしれない。
すでにマシンのカラーリングも、公募で優勝した田嶋孝光氏のデザインをベースに行われており、岡山のテストではその勇姿を見ることができるだろう。
エプソンは例年、チームのマシンをペーパークラフトとして公開しているが、今年も新デザインのペーパークラフトを作成予定。第1戦岡山には間に合わないものの、第2戦富士(5月3日、4日)までには完成するとのことだ。歴代のペーパークラフトは、EPSON NAKAJIMA RACINGの専用Webページ(http://www.epson.jp/sponsor/nakajima/craft/)で公開されている。エプソンよると、マシンや機材を載せてサーキットを移動するトランスポーターの人気が高いとのことで、新作の公開を楽しみに待ちながら作ってみるのもよいだろう。
なお、2012年はレースクイーンも、新メンバーの高橋聡美さんと、池田ゆい佳さんになり、新レースクイーンのペーパークラフトも公開予定だ。
EPSON NAKAJIMA RACINGの道上選手が編集部を訪ねてくれたので、2012年シーズンにかける思いなどについてうかがった。
EPSON NAKAJIMA RACINGは、2011年シーズンはクラス12位。第4戦菅生で3位に入賞するなど健闘した場面はあったものの、やや残念な成績となっている。
2011年第4戦菅生では、3位に入賞 |
「ホンダのHSV-010は、どちらからと言うと直線スピードよりもコーナリング性能に優れるマシンと言われています。2012年はレギュレーションが変わるため、HSV-010 GTは30PS~40PSの馬力アップが見込まれています。これは最高速では10km/h程度のアップとなり、ストレートスピードに難があったHSV-010 GTにとってはよい点だと思っています」(道上選手)と言い、各社ともマシンの性能アップを図る中、HSV-010 GTのやや難点だった最高速が上がることに期待を寄せている。
とはいえ、現時点ではどのチームも本気モードでのテストを行っていないので横比較は難しい。日産の柿元邦彦総監督も、GT-Rの空力仕様は最終形でないとして
第1戦岡山の舞台となる岡山国際サーキットは、どちらかというとコーナリングマシンに有利なサーキットとして知られており、道上選手も開幕戦でのパフォーマンスに自信がある様子。「今週末(3月17日、18日)に、岡山国際サーキットでGTのテストがあります。それが終わらないと何とも言えませんね」(道上選手)と述べ、コースには自信があるものの、他チームとの力関係についてはまだはっきりしていないようだ。
道上選手の持つ写真は、2012年カラーリングのHSV-010 GT |
EPSON NAKAJIMA RACINGは、GT500クラス唯一のダンロップユーザーであり、ダンロップタイヤの開発は、開発力に定評のある道上選手が担っていると言ってもよいだろう。昨シーズンは、タイヤの特性が当たればよいタイムが出たものの、シーズンを通して見た場合、まだまだ足りないものがあると言う。
SUPER GTの今シーズンは、富士のレース距離が500km、鈴鹿が1000kmになるなど以前の距離に戻り、耐久レースの色が強くなる。これは、タイヤの持ちがよいダンロップが有利なると道上選手は見ており、昨シーズンとは違った戦いの様相になるかもしれない。
すでにマシンのカラーリングも、公募で優勝した田嶋孝光氏のデザインをベースに行われており、岡山のテストではその勇姿を見ることができるだろう。
エプソンは例年、チームのマシンをペーパークラフトとして公開しているが、今年も新デザインのペーパークラフトを作成予定。第1戦岡山には間に合わないものの、第2戦富士(5月3日、4日)までには完成するとのことだ。歴代のペーパークラフトは、EPSON NAKAJIMA RACINGの専用Webページ(http://www.epson.jp/sponsor/nakajima/craft/)で公開されている。エプソンよると、マシンや機材を載せてサーキットを移動するトランスポーターの人気が高いとのことで、新作の公開を楽しみに待ちながら作ってみるのもよいだろう。
なお、2012年はレースクイーンも、新メンバーの高橋聡美さんと、池田ゆい佳さんになり、新レースクイーンのペーパークラフトも公開予定だ。
新レースクイーンの高橋聡美さん(左)と、池田ゆい佳さん(右) | ペーパークラフトで、こんなピット風景が再現できる |
■URL
エプソン販売株式会社
http://www.epson.jp/
ニュースリリース
http://www.epson.jp/osirase/2012/120314.htm
EPSON NAKAJIMA RACING
http://www.epson.jp/sponsor/nakajima/
エプソン販売株式会社
http://www.epson.jp/
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http://www.epson.jp/osirase/2012/120314.htm
EPSON NAKAJIMA RACING
http://www.epson.jp/sponsor/nakajima/
(編集部:谷川 潔)
2012年 3月 14日
2012年 3月 14日
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