ASUSが2015年PC/タブレットの春モデルを披露。実機を写真で見ていこう。
ASUSTeK Computerは2月13日、2015年PC春モデルとして10シリーズを発表した。2月20日より順次発売する。
同日行われた製品発表会で「ASUS TransBook Chi」を紹介するASUSのジョニー・シー会長
各モデルの詳細や価格、発売日は以下に挙げた個別のニュース記事を参照してもらうとして、ここでは同日行われた製品発表会の様子や実機を写真で見ていこう。
Airよりも薄く、Airよりもパワフルな「究極のドリームマシン」
ASUSが投入した2015年春モデルで目玉となるのが薄型2in1ノートPC「ASUS TransBook Chi」シリーズだ。すでに2015 CESでも披露されているが、国内市場向けに投入されるモデルのスペックや価格が気になっていた方も多いだろう。
発表会に登壇したジョニー・シー会長は、“Air”(空気)に対する“Chi”(氣)という構図で、ASUS TransBook
Chiシリーズのコンセプトを語り、「Airよりも薄く、Airよりも洗練されていて、Airよりもパワフルなドリームマシン」とアピールとアピールす
る。
自分たちを取り巻く空気が、身体に感覚を与え、“可能なことをなし得る源泉”である一方、Chi(氣)は目には見えないが確かに自分たちに
秘められていて、不可能なことをなし得るために、空気よりもずっと強く自分たちを前進させてくれるエネルギーとなる――空気と氣がMacBook
AirとChiとの対比になっている
デタッチャブルな2in1ノートながら厚さはわずか16.5ミリ。「Airよりも薄い」と胸を張るシー会長
CPUにCore M-5Y71(1.2GHz/最大2.9GHz)を採用する12.5型の上位モデルは、MacBook Airの約2倍の性能を発揮するという
国内向けモデルのラインアップは、12.5型の「ASUS TransBook T300 Chi」、10.1型の「ASUS
TransBook T100 Chi」、8.9型の「ASUS TransBook T90 Chi」の3機種。このうち、ASUS
TransBook T300
Chiは、液晶解像度や(2560×1440ピクセルもしくは1920×1080ピクセル)メモリ容量、Officeの有無などで3モデル、ASUS
TransBook T90 Chiはストレージ容量の違いで2モデルが用意されている。
コストパフォーマンスが高く、ASUS TransBook T300 Chiが9万9800円から、ASUS TransBook T100
Chiが7万3800円から、ASUS TransBook T90
Chiが4万5800円からとアグレッシブな価格設定になっているのも目を引く(すべて税別)。
液晶ディスプレイのサイズで3機種を用意
「ASUS TransBook Chi」シリーズの価格
洗練された薄型ボディも特徴だ。ダークブルーで統一された落ち着いたデザインだが、天板とキーボード面にアルミを用い、斜め45度でダイヤモンドカットされたボディのエッジが光を反射してデザイン上のアクセントになっている。
液晶ディスプレイ部とキーボードユニットが分離する2in1ながら約16.5ミリと非常に薄いボディを実現した「ASUS TransBook T300 Chi」
シー会長が「クラフトマンシップをひきたてるダイヤモンドカット」と語るボディのエッジ処理。タッチパッドのフチも切り落とされている
10.1型モデル「ASUS TransBook T100 Chi」は、CPUにAtom Z3775(1.46GHz/最大2.39GHz)を採用。国内向けに販売されるのはOfficeを搭載した1モデルのみになる。タブレット部は鉛筆よりも薄い7.2ミリ
8.9型(1280×720ピクセル)の「ASUS TransBook T90 Chi」。タブレット部の重量が約400グラム、キーボードユニットをあわせても約750グラムにおさまっている
13.3型(1920×1080ピクセル)モバイルノート「ZenBook UX305FA」。Core
M-5Y71(1.2GHz/最大2.9GHz)を搭載し、8Gバイトメモリと128GバイトSSDを搭載した構成で9万9800円(税別)というコスト
パフォーマンスが魅力。ファンレス構造になり静音性が向上した
SIMフリーLTE対応の10.1型2in1ノート「ASUS TransBook T100」(写真=左)と、11.6型モバイルPC「ASUS EeeBook X205TA」(写真=右)
4K解像度(3840×2160ピクセル)の液晶ディスプレイを搭載し、4つのスピーカーを内蔵するエンターテインメント向けノート「ASUS N550JX」(写真=左)。17.3型スタンダードノートPC「ASUS X751LDV」(写真=右)
R.O.Gブランドの17.3型ゲーミングノート「ASUS G750JY」。GPUにGeForce GTX 980Mを採用する
液晶一体型の「ASUS All-in-One PC」シリーズとデスクトップPCシリーズも刷新された
ジョニー・シー会長は、「2014年は特に着脱式2in1の市場で(ASUSが)圧倒的なリーダーになった。この勢いに乗ってさらに素晴らしいデ
バイスを投入していく」と語り、日本市場においても2in1ノートPC、タブレット、SIMフリーのスマートフォン、マザーボード、グラフィックスカード
の5つの分野でナンバー1を目指すとした。