2013年11月23日 星期六

● CAR.WATCH.JP ~ TMS2013 : HONDA ホンダ、新型燃料電池自動車「Honda FCEV CONCEPT」をロサンゼルスオートショーで世界初披露



Honda FCEV CONCEPT
2013年11月20日(現地時間)発表


新型Honda FC STACK
 本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは11月20日(現地時間)、2013年ロサンゼルスオートショー (11月20日~21日プレスデー、22日~12月1日一般公開日)で新型の燃料電池自動車(FCEV)「Honda FCEV CONCEPT」を世界初公開した。
 Honda FCEV CONCEPTは2008年にリース販売を開始した「FCXクラリティ」の後継モデルであり、FCEVが本格的な普及期を迎える2015年に向け、さらな る性能向上とコストダウンを目指して開発した次世代FCEVコンセプトカー。搭載する新開発のFC STACKは従来型より約33%の小型化をしつつ、100kW以上の高出力と3kW/L以上の出力密度を実現している。
先進のエアロダイナミックフォルムによる空力最適シルエットを与えられたHonda FCEV CONCEPT
 
 また、70Mpaの高圧水素貯蔵タンクを搭載し、300マイル以上の航続距離を実現。水素タンクの再充填は3分ほどの短時間で完了し、現在のガソリン車と同等の使い勝手を可能にするとしているほか、外部給電機能を装備して災害時などに電力供給できるようにしている。 

 この公開に関連して、本田技研工業 代表取締役社長執行役員の伊東孝紳氏は東京モーターショーで行われているSMART MOBILITY CITY 2013のプレスカンファレンスで「今日の乗用車に置き換わる、未来のクルマのひとつの理想形と言えるFCEVは、完全にクリーンな環境性能に加え、ガソ リン車と同等の居住性、航続距離、走行性能を実現しており、どれだけ走っても水しか出さない究極のエコカーです。Hondaはこのコンセプトカーをベース にしたFCEVの新モデルを、2015年にこの日本で投入します」とのコメントを発表している。 

Honda FCEV CONCEPTのデザインスケッチ


(編集部:佐久間 秀)

http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20131121_624695.html

FCEV CONCEPT
2013年11月20日~21日プレスデー、22日~12月1日一般公開日
ロサンゼルスコンベンションセンター
 米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開幕した「2013年ロサンゼルスオートショー」(以下、LAオートショー。11月20日~21 日プレスデー、22日~12月1日一般公開日)。本田技研工業の現地法人であるアメリカン・ホンダモーターがこのLAショーに持ち込んだのが、FCV(燃 料電池車)のコンセプトカー「Honda FCEV CONCEPT」。
FCEVコンセプト
FCVは、車両に搭載したボンベに水素を充てんし、その水素と大気中の酸素を化学反応させて電気を発電、そのエネルギーで走行する EV(電気自動車)の一種。FCVを究極のクルマと位置付けているホンダでは、トヨタ、日産の両社がガソリン車のコンバートタイプのFCVを登場させる 中、2008年にFCV専用モデル「FCXクラリティ」をリース販売という形で登場させている。
 FCXクラリティの登場から5年を経て、後継モデルとして世界初披露されたのがこのFCEVコンセプトとなる。今回は、FCVの技術披露というよりは、このデザインコンセプトモデルのお披露目がメインとなる。
先進のエアロダイナミクスフォルムで、後輪を隠した特徴的なデザイン。大人5人が乗れるフルキャビンと空力的に最適化したシルエットを両立する。車体寸法はFCXクラリティよりも全長、全幅ともに50mmほど大きくなっているイメージだ
FC(燃料電池)技術については、FCスタックが、FCXクラリティに比べ、体積で33%減、出力密度で60%も向上したことを公 表。これにより、スタックのユニットおよびモーターを、通常のエンジン車と同じようにボンネット内に収めることができるようになった。具体的には、セルの 積層数を3割減らしながらも電流密度を1.5倍向上させ、1セルにつき1mmという超薄型のスタックに仕上げているという。もちろん、白金の使用量も具体 的な数値は示されなかったものの低減させているという。
 ホンダは、2015年に市販モデルを投入することを予定しており、このFCEVコンセプトの市販モデルは、2015年に日本と米国、その後欧州で発売する予定となっている。
 市販モデルについては、航続距離はモード燃費換算で300マイル(約480㎞)以上を目指すとしている。FCXクラリティでは240 マイルとしていたので、大きく飛躍することになる。FCXクラリティで使用していた金属ライナーの35MPa対応の燃料タンクから、他社と足並みをそろえ て70MPaのタンクになるが、そのサイズや配置についての詳細は語られていない。また、加速時のアシストや回生で得られる電気を一時的に貯めておくバッ テリーのサイズや容量についてはまだ不明としながらも、岩村哲夫副社長は「これまでと違うバッテリーかもしれませんね」と意味深な発言も! 2015年の 市販を前に、2014年には形を見ることができそうな雰囲気である。
本田技研工業 代表取締役副社長執行役員である岩村哲夫北米地域部長が車両の説明を行った。後方にスライド上映されているのが、非常にコンパクトになったFCスタックの 画像。このコンパクト化を成功したことにより、フロントのフード内にシステムユニットすべてを入れ込むことが可能なだけでなく、将来のFCEVの複数車種 展開も可能とする
プレスカンファレンスでは、水をイメージした映像と、雨のように水を落としたウォーターカーテンの向こうにベールをかぶったFCEVがいるという演出
(青山義明)

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