2013年11月23日 星期六

● CAR.WATCH.JP ~ Internationale Automobil-Ausstellung : Porsche ポルシェ、PHVのスーパースポーツ「918スパイダー」をワールドプレミア

http://car.watch.impress.co.jp/docs/event_repo/13frankfurt/20130918_615737.html




最高出力887PSを発生し、燃費は3L/100km。ニュルのタイムは6分57秒



「918スパイダー」などを公開したポルシェブース
2013年9月12日~22日(現地時間)

独フランクフルト Messe Frankfurt


 
ポルシェ「911」の発売開始から50年という記念の年を迎えるポルシェがフランクフルトショーに向けて用意したワールドプレミアモ デルは、プラグインハイブリッド(PHV)をシステムに組み込んだ「918スパイダー」。ポルシェの伝統的なDNAを引き継ぎながらも、新たなる扉を開く 革新的なスポーツモデルになる。 

 ポルシェは、来年度からル・マン24時間をはじめとするWEC(世界耐久選手権)シリーズに参戦することをすでに発表しているが、レースカーのマシン開発から多くの技術をフィードバックさせたのがこの918スパイダーという。 

 パワートレーンはV型8気筒4.6リッターエンジンで最高出力は608PS。ル・マンLMP2クラスに参戦しているRSスパイダーの レースモデルをベースとしており、最高回転数は9150rpm。1リッター当たり約132PSを発生するハイパワーエンジンだ。これに電気モーターをフロ ント、リアそれぞれに搭載し、システム全体で887PSを発生する。モーターの出力はフロントが130PS、リアが156PSとなっている。 

 モーターのみ、エンジンのみでの走行が可能なほか、モーターとエンジン双方から駆動力を得ることも可能。フロントのモーター、リアのエンジンとモーターにより4輪を駆動させ、7速PDK(ポルシェ・ドッペルクップルング)でギアをセレクトする。 

ワールドプレミアされた「918スパイダー」。230V電源なら4時間で満充電にすることが可能で、オプションのポルシェ・スピード充電ステーションを使用すれば約25分でフル充電が行える
 これだけのパワーを誇りつつ、3L/100kmという圧倒的な燃費性能を誇るのも918スパイダーの特徴。EV走行時のモードを「e パワー」と呼び、バッテリーが満充電の場合はこのモードが選択される。eパワー時の航続可能距離は16~32kmで、0-100km/h加速は7秒、最高 速は150km/hまで出すことができる。モーターに電力を供給するのは水冷式のリチウムイオン電池で、容量は約7kWh。充電時間を短縮するためにプラ グイン充電インターフェイスを備えた、新しいシステムを導入する。230Vの電源ならば4時間で満充電にすることが可能で、オプションのポルシェ・スピー ド充電ステーションを使用すれば約25分でフルに充電することができる。
 918スパイダーのワールドプレミアに併せて発表されたリリースによると、発売前にニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライ フェ)でタイムアタックを行い、ラップタイムは6分57秒と、これまでの記録を14秒も更新するレコードタイムをマークしたと言い、名実ともに最速かつ環 境性能にも優れたスーパースポーツモデルということになる。
 ポルシェ918スパイダーは、ネーミングのとおり918台限定で生産する予定となっているが、すでにすべての車両のオーナーが決まっているそうだ。
V型8気筒4.6リッターエンジンとフロントとリアそれぞれにモーターをセットし、システム全体で887PSを発生。その一方で3L/100kmという圧倒的な燃費性能を誇る
 
918スパイダーのインテリア。リアに搭載するエンジン単体の最高出力は608PS
 918スパイダーとともに初公開されたのは、911の50周年アニバーサリーモデル「911カレラS 50thアニバーサリーエディション」。

 このアニバーサリーモデルは、メッキのモールやエンジンカバー、フックスホイールを彷彿とさせるデザインなど、外観、内装ともに初代 911をオマージュした仕上がりとなる。専用のスポーツエキゾーストシステムやリアトレッドのワイド化、それに合わせたPASM(ポルシェサスペンショ ン・マネージメントシステム)の専用セッティングなどパフォーマンス面もベースとなるカレラSから引き上げられている。 

 初代911が1963年に発売されたことから、1963台の限定となっている。

911発売の50周年を記念したアニバーサリーモデル「911カレラS 50thアニバーサリーエディション」
911ターボとターボSも初公開されたモデル。3.8リッター ターボエンジンの最高出力は、911ターボで520PS、ターボSで560PSと歴代最高。先代に対して30PSアップさせている。しかしながら燃費性能 は先代に対して16%向上させ、9.7L/100kmをマークする
ブースにはポルシェのレースカーも展示。今年のル・マン24時間レースでクラス優勝した911RSR(写真上段)と1971年の917-5.0(写真下段)がその2台になる


真鍋裕行


1980年生まれ。大学在学中から自動車雑誌の編集に携わり、その後チューニングやカスタマイズ誌の編集者になる。2008年にフリーランスのライ ター・エディターとして独立。現在は、編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで、幅広くリポートしてい る。また、雑誌、Webサイトのプロデュースにも力を入れていて、誌面を通してクルマの「走る」「触れる」「イジる」楽しさをユーザーの側面から分かりや すく提供中。

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