2012年9月13日 星期四

● ASCII.jp ~ Xperia SX、Optimus it、PANTONE 5、コンパクトスマホ対決!


http://ascii.jp/elem/000/000/724/724779/

夏モデルのスマホでは大型のハイエンドスマホだけでなく、コンパクトな小型スマホの機能充実も目立った。今回から比較するのは「Xperia SX」「Optimus it」「PANTONE 5」の3台。どの機種も本体サイズは小さいが、機能充実をウリにしている。携帯性を維持しながら果たしてどこまで“全部入り”なのか?

悩ましい一長一短がある3台をピックアップ

今回比較する機種を簡単に紹介していこう。
●NTTドコモ「Xperia SX SO-05D」
 人気のXperiaシリーズ。Xi対応で最軽量端末でもある
 ワンセグ、FeliCa、赤外線通信にも対応した
●NTTドコモ「Optimus it L-05D」
 ハイスペックなOptimusの小型モデル
 Xperia SXにはない防水機能にも対応している
●ソフトバンクモバイル「PANTONE 5 107SH」
 放射線測定機能が話題の端末
 PANTONEブランドのためカラバリの数が多い


Xperia SX SO-05D
Optimus it L-05D
PANTONE 5 107SH
そして主なスペックを比較すると以下のとおりだ。
  ドコモ「Xperia SX SO-05D」 ドコモ「Optimus it L-05D」 ソフトバンク
「PANTONE 5 107SH」
メーカー ソニーモバイル LG シャープ
本体サイズ 約54×115×9.4mm 約62×124×10mm 約58×115×12mm
重量 約95g 約132g 約116g
画面サイズ 3.7型 4型 3.7型
画面解像度 540×960ドット 480×800ドット 480×854ドット
OS Android 4.0.4 Android 4.0.4 Android 4.0.4
CPU MSM8960 1.5GHz
(デュアルコア)
MSM8960 1.5GHz
(デュアルコア)
MSM8255 1.4GHz
(シングルコア)
ROM/RAM 8GB/1GB 8GB/1GB 4GB/1GB
メモリーカード microSDHC(32GB) microSDHC(32GB) microSDHC(32GB)
下り最大通信速度 75Mbps(LTE) 75Mbps(LTE) 14Mbps
無線LAN 2.4/5GHz対応 2.4GHz対応 2.4GHz対応
テザリング ○(最大10台) ○(最大8台) ×
カメラ画素数 810万画素CMOS
(裏面照射型)
820万画素CMOS 490万画素CMOS
インカメラ 31万画素CMOS 32万画素CMOS 30万画素CMOS
防水/防塵 ×/× ○/× ○/○
ワンセグ連続視聴 5時間20分 4時間 8時間
FeliCa
赤外線
Bluetooth 3.1 4.0 3.0
HDMI ○(MHL対応) × ×
SIM形状 microSIM microSIM microSIM
バッテリー容量 1500mAh 1650mAh 1460mAh
Qi × × ×
カラバリ Black、White、Pink、Orange White、Black、Pink、Purple Roman Pink/
Vivid Pink/
Black/White/
Purple/Blue/
Yellow/Orange
機能充実をウリにしているだけあって、たしかにコンパクトスマホとは思えないほど、対応している機能が多い。とはいえ、各機種を比較すると、それぞれ違いが見られる。

最軽量の「Xperia SX」
なのにXi対応 ただし防水非対応は残念

まずXperia SXは最軽量で100gを切っている。一方で防水・防塵に非対応なのが正直痛い。最近のスマホでは必須に近くなっている機能なので対応してほしかったところ。ただ小型のXperiaとして以前発売された「Xperia ray」(関連記事)よりは明らかに機能が増えている。また定評のある裏面照射型CMOSセンサーのカメラを搭載している点で、他の2機種をリードしている。

全部入りでXi対応 ただしバッテリーは!?
「Optimus it」

Optimus itは防水に対応し、Xiやワンセグなど人気機能もひととおり搭載する。一方で携帯性を考えると、画面サイズが4型と言うこともあり、3機種中もっとも大 きく、重い。気になるのはバッテリー容量が大きいわりに、ワンセグの連続視聴時間が短い点。画面が大きいため電池消費も激しいのだろうか? 今後のテスト でしっかりチェックしていく予定だ。

シングルコアなのでスペック的にはやや劣るか
「PANTONE 5」

PANTONE 5は防水・防塵にも対応し、ケータイからの機種変更も安心してできる。ただしCPUはシングルコアなので、この部分では明白に見劣る。UIでどこまで快適 さを実現できているだろうか。ちなみにUI自体は、ハイエンドのAQUOS PHONEなどとも共通である。
 テザリング機能はソフトバンクが対応していないので仕方ないところだろう。内蔵メモリが小さく、カメラも低画素なのも少々気になる。また、高速データ通 信には対応していない。ただし、比較的好成績が出やすい、ソフトバンクの1.5GHz帯のネットワークに対応しているため、実測での通信速度がどうなるか は興味深い。さらにスタミナは、バッテリー容量が一番小さいのにワンセグの連続視聴時間は公式スペック上は圧勝。この辺もしっかりテストしていこう。

 今回の3機種の場合、前回までの3強ハイエンドスマホと比べると(関連記事)、ところどころスペック的に劣る部分があるので、その点を許容できるかが重要なカギとなりそうだ。
 まず最初は外観をチェックしてみよう。

まずは外観をチェック!

まずは3機種を並べてみるとOptimus itが明らかに一回り大きい。他の2機種はiPhone 4Sに近く、コンパクトとはいえ“小さ過ぎる”という感じではない。

音楽プレーヤーとしても便利そうな
「Xperia SX」

Xperia SXは左側面の上部に、microUSB端子が剥き出しに配置されている。防水非対応なのは残念だが、カバーは無い方が便利という人も多いだろう。 3.5mmイヤホンジャックの丸型端子が上部にあり、音楽プレーヤーとして使うにはちょうどいい配置だ。ストラップホールは右下にありケータイと同じタイ プの穴。カメラにかぶらない配置が◎。ワンセグを視聴するときは、イヤホンの接続が必須で、これはマイナスポイントになる。
 正面にはハードキーが無く、「ホーム」や「戻る」の各キーはタッチパネルの下部に表示。「メニュー」はアプリ上にソフトウェア的に表示される。これはHTC Jと同じだ。本体の表面に余計な凹凸が無いフラットでスクエアな形なのも特徴的だ。


端子類はむき出しだが防水には非対応。ストラップホールは右下にあり、電話やカメラを利用するときも邪魔になりにくい
メインのキー類はタッチタイプ

下部の膨らみがある独特の形状
防水仕様はやっぱり魅力「Optimus it」

Optimus itは背面の下側が膨らんだ独特の形。ストラップホールは右下にあるが、電池カバーを外す必要がある。ワンセグアンテナは伸ばすことができるので、視聴感 度で有利なのか今後チェックする。microUSB端子は底部に剥き出しであり、上部には同様にカバーレスのイヤホンジャック。これでいて防水なのは、特 筆していいポイントだ。
 正面にはハードキーの代わりにタッチセンサーがあり、位置はイン時されているため、画面消灯時でも位置がわかる。LED点灯タイプのタッチセンサーでも実用上は問題ないとはいえ、気になっていた人にはOptimusのセンサーはわかりやすくて魅力的かも。

本体下部が盛り上がったデザイン

防水対応なのに端子類にカバーがないのは○。ワンセグのアンテナは伸縮する
メインのキーはタッチタイプで常に表示が見えるタイプ

USB端子はカバー付き 放射線測定ボタンが目立つ
「PANTONE 5」

PANTONE 5は上部のイヤホンジャックは剥き出しタイプの防水仕様だが、底部のmicroUSB端子はカバーがある。正面には大きな丸いボタン(=放射線測定ボタン /クイック起動キー)があり、ここにはアプリや機能のショートカットを割り当てることも可能だ。それ以外のキーはディスプレー内に表示されるタイプでアプ リや機能によって切り替わる。ワンセグのアンテナは内蔵型で見た目もスッキリ。あとは感度が良いかどうかだろう。
 また背面が丸みを帯びているので、ピタッと手に収まるように持てるのも大きなメリットだ。ストラップホールは左下の側面にあり、Xperia SXの穴とは若干形状が違うが、これもカメラの邪魔にはならない配置で、国内メーカーならではの配慮と言えよう。


防水・防塵対応で、イヤホンジャックはカバーなしだが、microUSB端子はあり
唯一のハードキーは放射線測定用だが、異なり機能を割り当てることも可能。メインのキーはディスプレーに表示されるタイプ
丸みを持ったボディーで持ちやすい

比較的安価に購入できるこれらの機種
ドコモ2機種はコスト同じ

最後に料金のトータルコストを比較していこう。2年使った場合を想定している。ドコモは10月から始まる「Xiパケ・ホーダイ ライト」が9月から予約可能なので、計算に反映している。これによって上限額が大きく下がるうえ、3機種とも本体価格が安いので、前回の3強スマホと比較 すると一気にコストが下がった。
  ドコモ「Xperia SX SO-05D」 ドコモ「Optimus it L-05D」 ソフトバンク「PANTONE 5 107SH」
一括価格
(新規/機種変更)
5万8800円/同 5万3760円/同 2万3520円/3万720円
実質価格
(新規/機種変更)
1万3440円/同 1万3440円/同 0円/同
ISP spモード spモード S!ベーシックパック
315円 315円 315円
基本使用料 タイプXi にねん タイプXi にねん ホワイトプラン
780円 780円 980円
通話料 21円/30秒 21円/30秒 21円/30秒
パケット定額 Xiパケ・ホーダイ ライト Xiパケ・ホーダイ ライト パケットし放題フラット for スマートフォン
4935円 4935円 5460円
2年間トータルコスト 15万8160円~ 15万8160円~ 16万2120円~
Xperia SXとOptimus itは一括価格こそ違うが、月々サポートの適用で実質価格は同じ。どちらもXiなので、契約できる料金プランも同じだ。料金だけでいえばどちらを選んでも違いはない。
 PANTONE 5は一括価格が安価で、実質価格は0円という新製品とは思えない価格帯だ。ドコモの2機種と比較するとトータルコストで4000円ほど高かったが、2年でそれだけしか差がないとすると、ほとんど違いはないと言えるだろう。

コストパフォーマンスは高い印象
具体的な比較は次回以降をお楽しみに

料金が安く、機能が充実していることを考えると、3機種ともコストパフォーマンスは高そうだ。ただ携帯性を重視したことで画面サイズは抑えられ、操作性にどれだけ影響がでるのか? 次回は文字入力や通信速度といったスピードテストで確認してみよう。

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